Irezumi Bijinga - Kaname OZUMA Artworks-

Futamishobô

184,17 € taxe incl.

fiche technique

Description

鬼才の刺青絵師が50年の画業で極めた妖艶の美学。タトゥーファン待望の“肌絵エロティカ”を新手法で描き下ろした永久保存版。

私が刺青画を手掛けて、早や四十年になるが……、近年、彫り物を入れる若い女性が増えているように思える。私のところにもその下絵を依頼にくる人が増しており、若い肌に優美な刺青を入れた女性の肖像画を描く機もしばしばある。この画集の中にも、それらの絵を収録しているが、今や、一般人の比率としては、男に引けをとらないような気がするほどだ。女の人は元気がいい──「雌の時代」といわれる由縁であろう。かつて江戸の若衆が勇み立って入れた男の象徴が、時を経て今日、女を彩る艶やかなファッションの一つとなった感さえある。
その兆しをこの画集で愉しんで頂ければ、幸甚である。また、この度は初の試みとして「素描」を描き下ろして収録した。刺青一途に歩んできた一画家の手すさびを御笑覧いただきたい。
小妻 要

推薦のことば
◎彫師・三代目 彫よし
小妻 要、その名を世界的にしたのは刺青美人画である。私との友情は35年ほどになるが、それ以前 より描き続けた刺青画は、おそらく千枚を超えるであろう。にも拘らず、本人はさほど気にせず、筆折れ絵具尽きるまで描き続ける覚悟という。その心意気やよし、百尺竿頭に一歩を進むである

【著者紹介】
小妻 要 おづま かなめ
1939年新潟県柏崎に生まれる。幼少の頃から叔父の日本画家・坂井草子から日本画の手ほどきを受ける。18歳で上京、印刷画版の仕事に従事しながら画商のもとで修行し、著名な日本画家たちとも交流。以後、出版業界で挿絵、装画を描き続けるうち、刺青美人画の世界を確立する。その華麗な絵は、日本の彫師たちの手本となり、海外のタトゥー作家にも大きな影響を与えている。2010年8月ロサンゼルスで「小妻 要のタトゥー画展」を開催し、大好評を博した。日本文芸家クラブ会員。

Auteur KOZUMA Kaname
Editeur Futamishobô
Date de parution 01/10/2010
Langue Japonais